コンタクトレンズ

コンタクトレンズの度数の見方が分からない時に読んどく記事。

コンタクトレンズの箱やレンズパッケージに色々な数字や英語が書いてあって、自分の度数が何なのか分からない!そんな時にお読み下さい。※各メーカーにより表記が異なりますが、ポイントを抑えればどこのメーカーのコンタクトレンズでも度数が読み取れる様になります。

※上から順に飛ばさず読む方が理解が深まるので、飛ばさずお読みになることをオススメします。

近視用・遠視用

近視用・遠視用のコンタクトレンズは基本的に度数を見るべき部分は同じなので同時に説明します。

度数の記載場所

基本的に度数を知りたい時は「−」か「+」の付いている数字を探します。上の画像だと黄色い四角で囲まれている部分の-1.50が度数です。上の方に「D」と書かれているのは度数の単位を表す「Dioptorie=ディオプトリー」の頭文字Dであります。「-」が先頭に付いている物は近視用。「+」は遠視用です。という事でこのレンズは近視用で-1.50Dのものだと言えます。

近視、遠視用は球面度数(SPH)という1つの度数で構成されているので、わざわざSPHが書かれていませんが実際は「SPH-1.50D」や「S-1.50D」と表します。ここまで細かく書かなくても近視、遠視用には球面度数(SPH)しか使わないでしょって事で省力されて大概のコンタクトレンズには表記されているのです。

また数は少ないですがpower(p)表記の物もあります。この場合は「power-1.50D」や「P-1.50D」などと表記されます。

数字のみ「-1.50」「-1.50D」も「S-1.50D」も「power-1.50D」も「P-1.50D」も全て意味は同じで、言いたい事や、聞きたい事(ネット注文時のフォームなど)は同じです。統一されていない事でどれが何の度数か分からない人が多くなってしまってるのだと思います。

これを覚えておくと、メガネを作る時の処方箋などに書かれている意味も理解出来るし、ネットでコンタクトレンズを購入する際のいろんな形式のフォームにも対応出来るので覚えておきましょう。

さらにもう少し表記の違う他社メーカーの物も見てみましょう。

このレンズには「D」の表記がありませんが黄色の部分に「-」の付いている数字があるのがわかりますよね?ここが度数です。大分省略して表記がされていますが、球面度数(SPH)が-1.50Dのレンズ、S-1.50Dのコンタクトレンズと言う事です。そしてその上の「8.7」と書かれている赤色の部分がベースカーブの数値になります。ベースカーブは下で説明します。

このようにメーカー毎に表記が異なりますが、度数の見るべき「-」「+」の付いてる数字を探すという事をすればどのメーカーの度数でも見つけることが出来ます。なおこれは近視、遠視、乱視、遠近両用など、どのコンタクトレンズにでもあてはまります。

DIAとBC

上2枚の画像赤矢印部分が、「DIA」「BC」です。DIAはレンズの直径を表すDiameterの略で、BCはレンズのベースカーブBase Curveの略で眼球とレンズが接する部分の曲がり具合を表しています。先の画像では「DIA」「BC」と表記がありますが後の画像では表記がありません。この辺もメーカーによってまちまちですが、コンタクトレンズの制作範囲はどのメーカーでも大体決まってるので表記が無くてもDIAは14.0前後。BCは9.0前後と覚えておくと良いでしょう。

乱視用

乱視用も見るべき部分は近視、遠視用と同じで、「−」「+」の付いてる数字を探します。ただし近視用は度数が1つだけ(球面度数のみ)でしたが、乱視用は度数が1個ではなく、「球面度数(SPH)」と「円柱度数(CYL)」の2つの度数と「軸」の3つの要素で構成されているので注意して下さい。

このレンズの場合は黄色の四角で囲まれた部分です。ここのどれが球面度数で、どれが円柱度数かというと、Dの下にある-0.75が球面度数(SPH)でCYLの下にある-0.75が円柱度数(CYL)です。円柱度数には必ず「軸」という物がセットであるのですが、それが「AXIS」の欄です。このレンズでは180が軸にあたります。軸の単位は「°(度)」です。

これを踏まえてもう一度レンズ表記を見てみると度数は、

・S-0.75D C-0.75D AXIS 180°

と読み取れます。おさらいしておくと「S=球面度数」「C=円柱度数」「AXIS=°(度)」

乱視用は数値が多く分かりにくいかも知れませんが、一つ一つ見ていけばどれが何かは分かるはずです。

まとめ

コンタクトレンズの度数が分からない時に読んで欲しい記事として近視、遠視、乱視用を例に挙げ書いてみましたが、如何でしたか?少しはお役に立てたでしょうか?!今後もコンタクトレンズに関してはテーマを決めて記事にしていきますのでよろしくお願いします。

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くらげ
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管理人の【くらげ】沼津サーフ、漁港でエギングとライトショアジギングをメインに釣行しています。 日本釣振興会会員。※「Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。」
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